歴史の節目、大阪で二つの特別展
2018年8月10日号
白鳥正夫
歴史の節目を記念して、大阪で二つの特別展が開催されています。明治維新から150年、今年放映中のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」は、大阪歴史博物館で9月17日まで、大阪市中央公会堂が開館して100年、「大(だい)大阪モダニズム― 片岡安の仕事と都市の文化―」が大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」で9月2日まで、それぞれ開かれています。「先が見えない世の中」とは言われますが、不安な未来を生き抜く知恵は、歴史から学べます。「過去を振り返れば、未来が見えてくる」との、誰かの名言もあります。猛暑のひと時、ひと昔前にタイムスリップしてみましょう。
明治維新150年 NHK大河ドラマ特別展「西郷(せご)どん」
隆盛ゆかりの歴史資料など180件余
石川静正
《西郷隆盛肖像画》
(大正時代初、個人蔵
[鹿児島県歴史資料
センター黎明館保管])
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明治維新のヒーローの一人であった西郷隆盛と言えば、上野公園の銅像が思い浮かびます。しかし肖像写真が一枚も残っておらず、その生涯は謎に満ちています。今回の展覧会「西郷どん」は大河ドラマと連動し、薩摩藩(鹿児島県)や西郷隆盛ゆかりの歴史資料や美術品、盟友であった大久保利通のゆかりの品、薩摩藩島津本家から徳川将軍に嫁いだ篤姫愛用の着物や調度品など180件余(展示替え含む)を集めています。西郷の魅力的な人物像をたどり、幕末から明治にかけての激動の時代に焦点を当てています。
西郷隆盛(1828−1877)は、薩摩の下級藩士の家に生まれます。幼名は小吉、通称は吉之介、善兵衛、吉兵衛、吉之助と順次変更しています。両親を早くに亡くし、家計を補うため役人の補佐として働きます。やがて薩摩藩主の島津斉彬(なりあきら)に取り立てられ、当代一の開明派大名であった斉彬の密命を担い江戸へ京へと奔走します。
斉彬の急死で、奄美大島に身を隠します。その後復帰しますが、新藩主島津忠義の実父で事実上の最高権力者の島津久光と折り合わず、再び沖永良部島に流罪に遭います。しかし、家老の小松清廉(帯刀)や大久保利通の後押しで復帰し、元治元年(1864年)の禁門の変以降に活躍し、薩長同盟の成立や王政復古に成功し、戊辰戦争を巧みに主導しました。江戸総攻撃を前に勝海舟らとの降伏交渉に当たり、幕府側の降伏条件を受け入れて、総攻撃を中止し、江戸無血開城に貢献します。
展覧会チラシの宣伝文句は「この男何者!?」。まさに極貧の下級武士に過ぎなかった素朴な男は、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、徳川幕府を転覆させたのです。類まれな「勇気と実行力」で明治維新を成し遂げた西郷ですが、最後は明治新政府と西南戦争の指導者として闘い、敗れて城山で自刃することになります。
幕末の重要資料《討幕の密勅》も展示
服部英龍筆《西郷隆盛像》
(右から2点)などの展示
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《敬天愛人》
(1874〜75、
鹿児島市立美術館蔵、
〜8月20日展示)
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《討幕の密勅》
(鹿児島県歴史資料
センター黎明館蔵、
8月22日〜展示)
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《伝島津斉彬所用 紫糸威鎧》
(江戸時代、
京都国立博物館蔵)
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《天璋院所用 小袖》
(江戸時代、
公益財団法人
徳川記念財団蔵、
8月22日〜展示)
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《天璋院所用
竹に雀蒔絵御弁当重》
(江戸時代、
公益財団法人
徳川記念財団蔵、
8月22日〜展示)
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《木砲》
(江戸時代、
京都・霊山歴史館蔵)
など出品の展示会場
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展示は、プロローグ「西郷と薩摩」とエピローグ「人々の中の西郷」を挟んで、西郷の波乱の人生に即し、第1章が「船出」、第2章が「流転」、第3章が「飛翔」、第4章が「英雄」となっています。まず肖像画が残っていない「西郷どん」はどんな顔?が関心事です。そんな謎に包まれた西郷像に迫るべく、西郷本人を直接知る者が描いた肖像画や、西郷の遺族の写真や証言などを参考に制作された肖像画の数々が並んでいます。
プロローグに、石川静正が描く《西郷隆盛肖像画》(大正時代初、個人蔵[鹿児島県歴史資料センター黎明館保管])が展示されています。石川は書画を嗜み、西郷の教えを受けています。西郷の肖像画はエピローグにも、洋服姿で描かれた床次正精作の2点《西郷隆盛肖像画》(1887年、郡山市立美術館蔵と1891年、鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵)などが出品されています。
さらに服部英龍筆の《西郷隆盛像》の2点(いずれも鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵)は、逞しい髭を蓄えています。第4章に展示されている西南戦争を取り上げた錦絵の西郷も豪傑らしい髭を蓄えていますが、実際には髭は無かったようです。
第4章に《西郷隆盛 軍服(冬服上下)》複製(原品1873年、鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵)があります。体重が110キロ、身長が180センチあったそうだ。いずれにしても太い眉毛に大きな眼、恰幅の良い姿は間違いないのですが、細部の違いを見比べてみるのも一興です。
西郷の人格を最も象徴する座右の銘を認めた《敬天愛人》(1874〜75、鹿児島市立美術館蔵、〜8月20日展示)は、直筆です。明治天皇から下賜されたという《西郷隆盛所用 刀装具(縁頭、目貫) 》(1820年、個人蔵)は初公開です。
歴史が大きく動くきっかけとなった幕末の重要資料も展示されています。慶応3(1867)年10月13日に朝廷から薩摩藩へと下された《討幕の密勅》(鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵、8月22日〜展示、それまでは複製)は、時代が討幕への道を突き進む契機となったのです。大政奉還を伝える徳川慶喜の書《大政奉還上意書》(1867年、茨城県歴史館蔵)など目白押しで、丹念に見れば、数時間かかります。
このほか主な展示品では、《伝島津斉彬所用 紫糸威鎧》(江戸時代、京都国立博物館蔵)や、いずれも天璋院(てんしょういん)篤姫所用の《小袖》(江戸時代、公益財団法人徳川記念財団蔵、8月22日〜展示)や《竹に雀蒔絵御弁当重》(江戸時代、公益財団法人徳川記念財団蔵、8月22日〜展示)《貝合道具》(江戸時代、東京江戸博物館蔵、9月5日〜展示)など興味深く鑑賞できます。
展覧会担当の大阪歴史博物館の豆谷浩之学芸課長代理は、「西郷隆盛から奄美大島で結婚した二番目の妻、愛加那にあてた手紙(本展が初公開)や、息子のために描いた武者の絵(西郷自筆で唯一残る絵)なども展示しています。それらの展示物からは、歴史上の偉人としてではなく、家庭人としての西郷という側面をうかがうことができます。展覧会を通じて、西郷隆盛という人物をさまざまな角度から見ていただくことで、観覧した方それぞれにこの男が「何者?」であったのかを感じていただければ幸いです」と、メッセージしています。
大阪市中央公会堂開館100周記念特別展「大大阪モダニズム」 往時をしのぶ絵画や写真、デザインも展示
《大阪市公会堂
新築設計図 横断面》
(大阪市蔵)
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明治維新から57年経た大正14(1925)年、大阪市は市域拡張により、面積・人口ともに東京市を抜き日本最大の都市となり、世界でも第6位の大都市「大大阪」が誕生したのです。「大大阪モダニズム」展は、大大阪時代の幕明けを告げる名建築・大阪市中央公会堂の実施設計や工事監督を務めたのをはじめ建築家として活躍した片岡安(やすし)の仕事を通し、大大阪時代の建築群と都市景観を軸に、当時の都市美を描いた絵画、さらに大大阪モダニズムとも呼べる美術や文化を、模型や地図、写真、パンフレットなども集めて幅広く紹介しています。
この時代、御堂筋や地下鉄の開通、築港整備などが進み、大阪市中央公会堂のほか、大阪城天守閣、大阪市立美術館などの教育文化施設が相次いで建設されます。次々と都市計画が整備される中、機能性を重視した「モダニズム建築」が現れ、大衆文化にもアールデコ風の新しいデザインが取り入れられます。
小出楢重
《市街風景(街景)》
(大正14年、個人蔵)
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川瀬巴水
《大阪道頓堀の朝》
(昭和8年、
大阪新美術館建設準備室)
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霜鳥正三郎画
《大阪の三越》
(昭和2年2月号)
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大阪市中央公会堂(通称:中之島公会堂)は、明治44(1911)年、株式仲買人の岩本栄之助が父の遺産と私財合わせ、公会堂建設費として当時巨額の100万円を寄付したことにより、建設計画に着手しました。建物は鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建てで、意匠はネオ・ルネッサンス様式を基調としつつ、バロック的な壮大さを持ち、アーチ状の屋根と、松岡壽によって天地開闢が描かれた特別室の天井画・壁画が特徴となっています。
ちょうど100年前の1918(大正7)年にオープンし、ロシア歌劇団の公演や、アルベルト・アインシュタインを始め、ヘレン・ケラーやガガーリンなどの歴史的人物の講演も行われました。しかし老朽化が進んだため、1999年春から2002年秋まで保存・再生工事が行われ同年11月にリニューアルオープンしました。これを機に国の重要文化財に指定されています。
会場には、岡田信一郎案の《大阪市公会堂新築設計図 横断面》と《大阪市公会堂新築設計図 透視図》や、片岡安案並びに武田五一案の《大阪市公会堂設計図 透視図》(いずれも大阪市蔵)などが展示されていて興味を引きます。
美術作品も小出楢重の《市街風景(街景)》(大正14年、個人蔵)はじめ川瀬巴水の《大阪道頓堀の朝》(昭和8年、大阪新美術館建設準備室)、池田遥邨の《雨の大阪》(昭和10年、京都市美術館蔵)などが出品されています。往時の美しい風景を知ることができます。
現在は様変わりしていますが、大正後期に市電が走る堺筋に三越、長堀高島屋、白木屋、松坂屋が競い建ちます。昭和初期には私鉄のターミナル・デパートとして、阪急百貨店、高島屋南海店、大軌百貨店なども誕生し、花盛りとなります。宣伝部門にデザイナーを採用し、販売戦略を華麗に展開します。霜鳥正三郎描く《大阪の三越》(昭和2年2月号)なども一例です。
懐かしい「大大阪」時代を彩った
デザイナー作品の展示
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過去を振り返って、大阪の都市が大きく変貌したのは、今回の展覧会で示された「大大阪」と呼ばれた時代と、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げた1970年の大阪万博だったと思われます。大阪では2025年に再度万博誘致の構想が進められています。経済成長期なら発展の起爆剤としての効果が大きいと思われます。今回のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」と言うことです。「大大阪」展を見ながら、都市外観のさらなる近代化への期待とともに、人々の暮らしを重点に置いた内実を求めたいと、思いを深めました。
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しらとり まさお
文化ジャーナリスト、民族藝術学会会員、関西ジャーナリズム研究会会員、朝日新聞社元企画委員
1944年、新居浜市生まれ。中央大学法学部卒業後、1970年に朝日新聞社入社。広島・和歌山両支局で記者、大阪本社整理部員。鳥取・金沢両支局長から本社企画部次長に転じ、1996年から2004年まで企画委員を努める。この間、戦後50年企画、朝日新聞創刊120周年記念プロジェクト「シルクロード 三蔵法師の道」などに携わる。 |
新刊
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「シルクロードを界遺産に」と、提唱したのは故平山郁夫さんだ。シルクロードの作品を数多く遺し、ユネスコ親善大使として文化財保存活動に邁進した。
社長業を投げ捨て僧侶になった小島康誉さんは、新疆ウイグル自治区の遺跡の修復や調査支援を30年も続けている。
シベリアに抑留された体験を持つ加藤九祚さんは90歳を超えて、仏教遺跡の発掘ロマンを持続する。
玄奘の意志に導かれアフガン往還半世紀になる前田耕作さんは、悲劇のバーミヤンの再生に情熱を燃やす。 |
シルクロードの現代日本人列伝
―彼らはなぜ、文化財保護に懸けるのか?
世界文化遺産登録記念出版
発売日:2014年10月25日
定価:1,620円(税込)
発行:三五館 |
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「反戦」と「老い」と「性」を描いた新藤監督への鎮魂のオマージュ
第一章 戦争を許さず人間愛の映画魂
第二章 「太陽はのぼるか」の全文公開
第三章 生きているかぎり生きぬきたい
人生の「夢」を持ち続け、100歳の生涯を貫いた新藤監督。その「夢」に交差した著者に、50作目の新藤監督の「夢」が遺された。幻の創作ノートは、朝日新聞社時代に映画製作を企画した際に新藤監督から託された。一周忌を機に、全文を公開し、亡き監督を追悼し、その「夢」を伝える。 |
新藤兼人、未完映画の精神 幻の創作ノート
「太陽はのぼるか」
発売日:2013年5月29日
定価:1,575円(税込)
発行:三五館 |
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第一章 アートを支え伝える
第二章 多種多彩、百花繚乱の展覧会
第三章 アーティストの精神と挑戦
第四章 アーティストの精神と挑戦
第五章 味わい深い日本の作家
第六章 展覧会、新たな潮流
第七章 「美」と世界遺産を巡る旅
第八章 美術館の役割とアートの展開
新聞社の企画事業に長年かかわり、その後も文化ジャ−ナリスとして追跡する筆者が、美術館や展覧会の現況や課題、作家の精神や鑑賞のあり方、さらに世界の美術紀行まで幅広く報告する |
展覧会が10倍楽しくなる!
アート鑑賞の玉手箱
発売日:2013年4月10日
定価:2,415円(税込)
発行:梧桐書院 |
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・国家破綻危機のギリシャから
・「絆」によって蘇ったベトナム絹絵 ・平山郁夫が提唱した文化財赤十字構想
・中山恭子提言「文化のプラットホーム」
・岩城宏之が創った「おらが街のオケ」
・立松和平の遺志,知床に根づく共生の心
・別子銅山の産業遺産活かしまちづくり
「文化とは生き方や生き様そのものだ」と 説く著者が、平山郁夫、中山恭子氏らの文 化活動から、金沢の一市民によるベトナム 絹絵修復プロジェクトまで、有名無名を問 わず文化の担い手たちの現場に肉薄、その ドラマを活写。文化の現場レポートから、 3.11以降の「文化」の意味合いを考える。 |
ベトナム絹絵を蘇らせた日本人
「文化」を紡ぎ、伝える物語
発売日:2012年5月5日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館 |
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序 章 国境を超えて心の「家族」がいる
第一章 各界識者と「共生」を語る
第二章 変容する共産・社会主義
世界の「共生」
第三章 ミニコミ誌『トンボの眼』から
広がる「共生」の輪
私たちは誰しも一人では生きていけな
いことをわかっていながら、家族や地域、国家 や国際社会のことに目を向けなくなっている。「人のきずなの大切さと、未来への視点」自らの体験を通じた提言としてまとめた。これからの生き方を考える何がしかのヒントになればと願う。 |
無常のわかる年代の、あなたへ
発売日:2008年3月17日
定価:1,680円(税込)
発行:三五館 |
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アートの舞台裏へ
発売日:2007年11月1日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:アートの世界を長年、内と外から見てきた体験を織り交ぜ、その時折の話題を追った現場からの報告。これから長い老後を迎える団塊の世代への参考書に、若い世代にも鑑賞のあり方についての入門書になればと思う。 |
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アートへの招待状
発売日:2005年12月20日
定価:1,800円(税込)
発行:梧桐書院
内容:本書を通じて白鳥さんが強調するのは「美術を主体的に受け止める」という、鑑賞者の役割の重要性である。なぜなら「どんな対象に興味を感じ、豊かな時を過ごすかは、見る者自身の心の問題だ」からである。
(木村重信さんの序文より) |
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「大人の旅」心得帖
発売日:2004年12月1日
定価:本体1,300円+税
発行:三五館
内容:「智が満ち、歓びの原動力となるそんな旅を考えませんか。」
高齢化社会のいま、生涯をかけてそれぞれの「旅」を探してほしい。世界各地の体験談に、中西進先生が序文を寄せている。 |
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「文化」は生きる「力」だ!
発売日:2003年11月19日
定価:本体1400円+税
発行:三五館
内容:50歳を前にして企画マンを命じられた新聞人が、10年間で体感し発見した、本当の「文化」のかたちを探る。平山郁夫画伯らの文化財保存活動など幅広い「文化」のテーマを綴る。 |
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夢をつむぐ人々
発売日:2002年7月5日
定価:本体1,500円+税
発行:東方出版
内容:新藤兼人、中野美代子、平山郁夫など、筆者が仕事を通じて出会った「よき人」たちの生き方、エピソードから、ともにつむいだ夢を振り返るエッセイ集。 |
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夢追いびとのための不安と決断
発売日:2006年4月24日
定価:1,400円+税
発行:三五館
内容:「本書には、日本列島の各地でくり広げられている地道な地域再興の物語が、実地踏査にもとづいて報告されている」と山折哲雄先生が序文を寄せている。 |
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三五館(03−3226−0035) http://www.sangokan.com/
東方出版(06−6257−3921)http://www.tohoshuppan.co.jp/
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