二見は白砂青松の渚を前に、時を重ねてきた歴史ある町。倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神(あまてらすおおみかみ)のご鎮座地を求めてこの地を訪れた際、あまりの美しさに二度も振り返り見られたという伝説が町名の由来といわれている。かつてお伊勢参りの人々は二見浦の「清き渚」で禊(みそぎ)を行い、伊勢神宮へ向かうのが習わしだったという。ここは古代より歌枕の地として有名であり、多くの歌人が訪れて歌を詠んだ地である。西行(せいぎょう)、芭蕉の歌をはじめ、たくさんの歌碑が町の各所に点在している。
 この二見の夫婦岩の日の出はあまりにも有名。夏至前後は二つの岩の中心から昇る朝日が、正月は水平線から昇る。初日の出を見るために、人々は最もよく見える音無(おとなし)山で待つ。周囲の暗さとは逆に、明るい年を願い祈る気持ちで待つ人達、御来光とともに感動の声が湧きあがる。

お問い合せ先

◆伊勢市二見町地域振興課 〒519-0696 伊勢市二見町大字江420-1 TEL0596-42-1111
◆二見浦観光協会 〒519-0602 伊勢市二見町大字江518-3 TEL0596-43-2331
◆ホームページアドレス http://www.city.ise.mie.jp/