JR山陰本線、伯備(はくび)線の米子駅から車で北へ15分の所にある温泉。1900年、皆生海岸の浅瀬でわき出す熱湯を漁師が発見したのが始まり、つまり皆生温泉の湯は「塩の湯」というわけだ。美しい海洋環境の中で海の資源がもたらす快適性を利用する療法をタラソテラピーといい、ヨーロッパでは古くから行われてきたが、最近は日本でも高い評価を得ているという。ここからの眺望の美しさも心にゆとりを与えてくれる。

 皆生海岸から左手の島根半島を望む風景は夕陽の頃、右手方角の大山を望む風景は朝日の頃が最も素晴らしい。特に伯耆(ほうき)富士と呼ばれる大山が朝日の薄明かりの中で紫色に染まる光景からは、自然の優しさ麗しさばかりがひしひしと伝わってくる。見ているうちに、思わず手を合わせてしまった。「皆、生きる」と書く皆生、文字どおり訪れる者に「生き生き復活!」を感じさせる温泉地だ。

お問い合せ先

◆皆生温泉旅館組合 〒683-0001 米子市皆生温泉3丁目1番1号 TEL0859-34-2888
◆ホームページアドレス 
http://www.kaike-onsen.com/