瀬戸内市邑久町東部の虫明は、牡蛎の養殖が盛んな港町で、瀬戸内の多島美や牡蛎筏が広がる瀬戸内海を望むことができます。その虫明から見る朝日を、迫門(瀬戸(せと))の曙と言います。迫門の曙は和歌に数多く詠まれ、なかでも平忠盛の和歌「虫明の迫門の曙見る折ぞ 都のこともわすれられにけり」がよく知られています。
迫門の曙の見頃は秋と伝えられ、立春から数えて二百十日目前後の一週間が最高と言われています。虫明湾から東の空を望み、長島と鴻島の間、その先の大多府島と頭島の間、さらにその先の鶴島と鹿久居島の間、天と海の接する辺りから朝日が昇りはじめると、空と海、島々は美しく黄金色に染まり、その景観はまさに荘厳そのものです。
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