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朝日百選のまち、富山県氷見市商工観光課 西島さん
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キットキトの街・氷見市 その2
〜ローエルも感動した氷見の朝日〜
明治時代の天文学者でパーシバル・ローエルさんをご存知でしょうか。火星に運河があると唱え、冥王星の存在の予言者として知られています。
彼は東京の自宅で別にあてもなく日本地図を見ていて、能登半島の奇妙な形に惹きつけられ、憧れの心がつのり、とうとう能登まで足をのばすことになります。明治22年の5月のことです。東京を出発して、長野、直江津、親不知をとおり、富山県から氷見に入り、荒山峠を越えて能登に入り、穴水まで行かれ、ひき帰りました。氷見には5月7日到着され、とある旅館に泊まられました。そこで翌朝、ローエルさんは氷見の美しい朝日を見ることになります。
この能登の旅が本として発刊されています。朝日の感動の様子は描写されていませんが、朝日によって目が覚め、障子を開けて見た美しい世界が巧みに描写されています。ローエルさんの感動をぜひ皆さんも体感していただきたいと思います。
※「キトキト」とは富山の方言で「新鮮な」「粋のいい」という意味
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