キットキトの街・氷見市 その6 蜃気楼の朝日 初夏の氷見の朝日は、1年で最も注目を浴びます。なぜなら、蜃気楼現象により「だるま型の朝日」が出現するからです。実は私、今までこの「だるま型の朝日」を実際に見たことがありませんでした。秋から冬、そして春にかけて、自宅のパソコンからライブカメラを使って見たり、撮影に出かけたりと、氷見の朝日は何度も何度も見ていますが、日の出時刻が4時30分という初夏に限っては、起きるのもつらいので、見たい見たいと思いながらも、見たことがありませんでした。そこで、そこで、今月1日から晴天が続き、朝と日中の温度差が10℃以上もあり、これはもしかしてと思い、4日(金)、午前3時起床で眠い目をこすりこすり出かけました。そしてついに見ました!お目当ての「だるま型」には変化しませんでしたが、長方形に上にぐっと伸び、最後は気球の形に変化し、朝日は昇りきりました。ゆらゆら陽炎のように朝日がゆれ、伸びてあんな大きくなった朝日は今まで見たことがありません。すっごい感動でした。翌日も晴れるという予報だったので、今度はビデオも持って出かけましたが、残念ながら水平線際に雲があり、その雲の上に朝日が顔を出したとき、少し蜃気楼現象になっていました。非常に残念でした。7日に梅雨入りしましたので、もう今シーズンは見ることができないかもしれません。ああ、あの感動をビデオに残しておきたかった。悔いが残ってしようがありません。皆さんにも動画でお見せできたのに。
※「キトキト」とは富山の方言で「新鮮な」「粋のいい」という意味 つづく |