西海(さいかい)国立公園鯛の鼻、自然公園・根獅子(ねしこ) 大航海時代の城下町であり、大陸との歴史も深い異国情緒漂う島、平戸市。日本式の城や寺院があるかと思えば、それに重なるように教会が見えたりする。当時はオランダ商館や英国商館、唐人屋敷が軒を連ねていた。 そんな平戸市の西側全部が夕陽の名所といえるが、特に島の中部にある鯛の鼻自然公園の展望台と、海水浴場もある根獅子からは、南国の夕景が堪能できる。西海も空も島影も黄金色に輝かせ、熱い思いを発するように沈んでいく夕陽は、眺める人々にも何かを語らせようとしているのか……とさえ思ってしまう。